ファクタリングにより変化する決算書について

2017/07/11

貸借対照表が軽くなり、資産のオフバランス化を図れる

貸借対照表が軽くなります。ファクタリングが実行されると、売掛金がなくなり、現金に代わることになります。バランスシート上でも、売掛金がそのまま現金に代わった状態(手数料は引かれる)になるわけです。つまり、資産の名目が変わるだけです。

しかし、銀行融資によって資金を調達した場合には、ファクタリングを利用したときとはまったく異なってきます。確かに現金が資産として記載されますが、そのぶん同じ額が借入金として計上されます。資産と負債がともに増加するのがファクタリングとの大きな違いです。金融機関の審査指標となる負債比率が上昇してしまいます。

銀行融資では負債が増加するところ、ファクタリングでは売掛金が現金に変化を遂げるだけです。このように、資産のオフバランス化を図れるのが、決算書の変化として大きなメリットです。

キャッシュフローが改善されて資金繰りが良くなる

決算書には、キャッシュフロー計算書もあります。お金の増減が、どういった原因で行ったのかを記載するのが、このキャッシュフロー計算書です。キャッシュフロー計算書は、大きく3つの流れに分類することが可能です。

①「営業活動によるキャッシュフロー」は、本来の事業におけるお金の流れを表します。

②「投資活動によるキャッシュフロー」は、事業活動にあたって必要な設備投資などのお金の流れを表します。

③「財務活動によるキャッシュフロー」は、事業資金の調達によるお金の流れを表します。

ファクタリングが実行された場合に、どのように記載されるのかをみていきます。ファクタリングが利用されると、現在の売掛金がなくなって、現金が増えることになります。そこで、①「営業活動によるキャッシュフロー」のなかでの資産の増加として表示されます。

一方で、ファクタリングではなくて、銀行から融資を受けた場合。このときは、③「財務活動によるキャッシュフロー」における資金の増加として記載されます。

本来の事業活動での流れを示す①「営業活動によるキャッシュフロー」で資金が増加したほうが、決算書としての評価が高くなるのは、いうまでもありません。ファクタリングによって、キャッシュフローが改善する、といわれているのは、このような「営業活動によるキャッシュフロー」における資金繰りが良くなることに起因しています。

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