ファクタリングには向いてる事例と向いてない事例がある

2017/11/17

ファクタリングは、売掛債権を現金化する方法として知られています。しかし、ファクタリングは様々な特徴があるため、向いている場合と向いていない場合があります。こうした事例を確認することで、ファクタリングの特徴や注意しなければならないことがわかるのではないでしょうか。

ファクタリングに向いている場合

季節的な変動によるキャッシュの必要性

ファクタリングの特徴として、売掛債権をいち早く現金化できるというものがあります。つまり、本来的には必要ないにもかかわらず大きなキャッシュの必要性に対応するというものです。そうしたときに挙げられるのはアパレル業や製造業などに代表される季節的な変動が挙げられます。急な注文に対する原料や仕入れなどのキャッシュの必要性にファクタリングは最適といえるでしょう。

先行投資費用

これは建設業や運送業などをイメージしてもらえば理解できるのではないでしょうか。競合他社が何かしらのトラブルがあって、自社に契約が流れてきたものの設備や人の数の関係でキャッシュが非常に厳しい。しかし、この対応がうまくいけばビジネスを大きく広げることができる。そういった状況にはぜひファクタリングを活用してみてください。今の銀行融資は、今までの状況を重んじ、未来予想を軽んじる傾向にあるため、こうしたチャンスを逃してしまう危険性もあり得ます。ファクタリングならば、3日程度での現金化も可能。素早い対応はその後の信頼醸成にも役に立つはずです。

確実な入金が見込める場合

これはIT企業などが例示できますが、予想外のトラブルに巻き込まれ納期が遅れてしまい、支払いが滞ってしまったなどの状況です。IT企業は投資費用があまり大きくないため、将来展望が描きやすい業界の一つといえるでしょう。こうした状況では、ファクタリングによる手数料よりも、目の前のキャッシュフローをスムーズにしたほうがいいもの。しかも、貸借対照表がスリム化できるため、その後の銀行融資も受けられる場合が大きいです。スケジュールを整えておけば確実に状況は改善されるでしょう。

ファクタリングに向いていない場合

売り上げ減少による人件費不足

ファクタリングは言うならば売掛債権の先食い行為でもあります。そのため、全体的な売り上げ減少に対する措置として活用するのは非常に危険です。特に2社ファクタリングの場合は2割ほどの手数料がかかってくるため、売り上げ減少に拍車がかかっていくことになるでしょう。ファクタリング会社としては当然継続利用による手数料は非常においしいビジネスではありますが、ファクタリングを利用する側としては毛俗的に利用していくことは非常に危ないでしょう。特に人件費などの固定費をファクタリングで埋め合わせるのは、将来展望がしっかりと描けていない場合は非常に危険です。

将来展望が読み切れない時期

これは、どの業界にも言えることでしょう。例えば、建設業は東京オリンピックの関係で2020年まで非常に好調であるといえるかもしれませんが、一方でそれ以降の状況については読み切れないといったところではないでしょうか。また、株価の変動なども激しい現在において、本当に売掛金を目減りさせてでも現金が必要なのか冷静に考えてみるべきです。それは、どの業界でも同じことです。

まとめ

ファクタリングを行うことで、経営方針に様々な選択肢が広がる可能性は十分にあります。しかし、使い方を間違えるとどうにもならないのです。ぜひ、経営環境を鑑みて、計画的な利用をお勧めします。

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