ファクタリングを利用することは違法なのか?

2017/08/16

ファクタリングの手法がある程度浸透してきました。その裏側で悪徳なファクタリング会社によるトラブルも増えてきました。ネット上では、ファクタリングの手法そのものが違法であるような書き方をしているWebページもあります。いったいどのような法律要件がこの違法という言葉を呼んでいるのでしょうか?

ファクタリングは合法である

民法第466条~468条の要件に従えば、ファクタリングは全く合法であることがわかっています。1998年に債権譲渡登記に関する制度が成立し、2005年には「債権譲渡の対抗要件に関する民法の特例等に関する法律の一部を改正する法律」が作られていることから、日本政府はファクタリングを活用して、企業活動を促進することについてはむしろ後押ししていると言えるでしょう。先述した3つの民法によれば、「債権は譲渡できる」「当事者が反対したときは譲渡できない」「譲渡したら債務者に通知する」といった要件を満たすことで、合法的にファクタリングを行うことができるのです。

どうして違法?

政府も後押ししているファクタリングという手法ですが、どうして違法という話が出てきたのでしょうか?これには、貸金業法との関係が出てきます。貸金業第二条に以下のような条文があるのです。

「この法律において「貸金業」とは、金銭の貸付け又は金銭の貸借の媒介(手形の割引、売渡担保その他これらに類する方法によつてする金銭の交付又は当該方法によつてする金銭の授受の媒介を含む。以下これらを総称して単に「貸付け」という。)で業として行うものをいう。」

この条文の括弧付の部分が議論の中心になります。確かにファクタリングは売掛債権の譲渡という、債権譲渡の形を取っており、この債権をどの様に守るかということをファクタリング会社は考えるでしょう。そうした際に、例えば保証人や担保を請求することを思いつくかもしれません。この担保に基づいた譲渡契約は貸金契約と見分けがつかないということになってしまうのです。貸金契約は貸金業の許可を持っている事業者しか結ぶことを許されていません。多くのファクタリング会社は貸金業を営んでいないので、この契約自体が違法契約であり無効のものとなってしまうということです。

もう1つの違法の可能性。下請法

ファクタリング契約を結ぶ際にもう1つ、違法性を問われる場合があります。それが下請法との絡みです。これはファクタリング契約と直接的に関係性はないのですが、ここで押さえておきましょう。基本的にファクタリングを行うかどうかは、売掛債権を持っている企業が自由意思で行うものになります。そのため、このファクタリングを行ったという事由を以て、その後の支払い条件や契約条件に不当な扱いを禁じているのだと考えてください。建設業などでは、売掛債権を持っているのは子会社で、売掛債務を持っているのが親会社である場合が多いと思います。こうした時に、ファクタリングによる支払いに圧力を掛けたりすることは、「一括決済方式が下請代金の支払手段として用いられる場合の下請代金支払遅延等防止法及び独占禁止法の運用について」という形で、政府が明らかにしています。ぜひ一度目を通しておくことをお勧めします。

ファクタリングという行為の中に不純な契約項目が入り込んでいると貸金業法の決まりごとに、ファクタリングを行った後の対応を怠ると下請法の決まりごとに、それぞれ抵触する可能性があることがわかりました。ファクタリングは債権という権利をやり取りするものなので、契約書が非常に重要になってきます。もし、不安になったら迷わずに弁護士に相談してください。それがトラブルを未然に防ぐ手段と言えるでしょう。

関連記事

最近、融資の方法としてファクタリングというものをよく耳にします。 では、ファクタリングは合法なのでしょうか? ファクタリングと融資はどのように違うのでしょうか? ここでは、ファクタリングは合法か、ファクタリングと融資の違いについてご紹...

ファクタリングには大きく分けて4つの手法があります。そのうち、もっとも一般的に活用されているのがこの一括ファクタリングです。この一括ファクタリングについて少しまとめてみましょう。 2者ファクタリングと3者ファクタリング 一括ファクタ...

ファクタリングを利用するとメリットがある 資金をファクタリングによって調達する場合に適している会社としては、融資が金融機関の銀行などから受けられなかったところです。 また、長い売掛金の支払い期間の多くの取引先がある会社も、大きなメリット...

ファクタリングと一口に言っても様々なファクタリングがあります。特に医療関係のファクタリングは、相手が国民保険や社会保険と非常にリスクが低いため、これを特に医療報酬債権ファクタリングと名前を変えて使っています。 医療報酬債権とは 医療...

売上債権を譲渡することによってキャッシュフローを一時的に改善する手段として、ファクタリングは浸透しつつあります。一方で、悪徳なファクタリング会社によるトラブルも相次いでいます。悪徳なファクタリング会社を見分ける方法はあるのでしょうか。 ...

ファクタリングは、資金を調達するための方法の一つとして着目されています。 担保も必要なく、素早く売掛債権が資金化できるため、特に中小企業の場合には非常に便利なものです。 ファクタリングを頼むと、売掛債権をファクタリングの業者が売掛先と販...

資金を調達する方法としては、でんさいとファクタリングがあります。 では、でんさいとファクタリングはどのような違いがあるのでしょうか? ファクタリングとはどのようなものか? ファクタリングというのは、期日が来る前に売掛債権をファクタ...

ファクタリングは売掛債権を期日前に現金化する方法であり、一時的にキャッシュフローが悪化した際などに用いられる手段です。このファクタリングですが、大きく分けて4つの種類があります。 ファクタリングの種類 ファクタリングの種類 ...

受取手形とはビジネスで取引が発生した際に、現金の代わりに受け取る手形を指します。あとでお支払いしますという約束をそのまま証券化することで、資産価値を生み出したり現金への転換を確実なものとするのが目的で生まれたものです。また、受取手形を現金化...

ファクタリングはどのようなメリットがあるのでしょうか? ここでは、ファクタリングのメリットについてご紹介しましょう。 早期に売掛金が資金化できる 一般的に、タイムラグが、支払いが売掛先から行われるまでには支払サイトによってあります...

口コミと実績からファクタリング会社を選ぶ

日本全国利用可能、安心の実績を誇る会社

ジャパンファクター

100万円から1億円まで最短即日で利用可能

福岡と東京に会社があり全国の事業主の方が利用しやすく手数料も安い設定となっています。

ジャパンファクター
取引利用額 100万円~1億円
最短取引き 最短即日
会社拠点 九州・関東

最短即日の取引可能、最低水準の手数料が人気

資金調達特急便EFC

全国対応で即日取引が可能

全国どこでも対応可能でスピーディーに資金化!2社間メインですが3社間取引も可能。

資金調達特急便EFC
取引利用額 5000万円まで
最短取引き 最短2日
会社拠点 関東

迅速対応で悩みを解決!

株式会社FEF

50万円から利用可能!売掛を早期資金化!

日本全国即日対応のファクタリング会社、50万円~1000万円まで利用可能です。

株式会社FEF
取引利用額 50万円~1000万円
最短取引き 最短即日
会社拠点 関東